Beachside Magazine vol.16 「江ノ島を散歩」

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秋の日はつるべ落とし

国立天文台 天文情報公開センター暦計算室※によると、11月7日の横浜の日の出、日の入の時刻は、6時8分と16時42分。それぞれ、3月3日の日の出、1月5日の日の入の時刻とほぼ一致する・・・ここで、春より秋の方が早く日が沈むということに気がつく。「秋の日はつるべ落とし」と言われるのはこのせいか?じゃあ「春眠あかつきを覚えず」は、春の日の出が遅いから・・・。
へぇ。へぇ。
へぇ。
へぇ。
へぇ。・・・・・(76へぇ)
11・12月が1年で一番日の入が早い、ということが言いたかっただけなんですが、少々脱線してしまいました。これだけ日が落ちるのが早いと、アクティブな活動をする気もそがれてしまいませんか?気分としてはもっと、まったりというか、しっとり過ごしたい感じ・・しますよね?というわけで、今回のBeachsideWorksからの提案は「江ノ島を散歩」です。
国立天文台 天文情報公開センター暦計算室
  http://www.nao.ac.jp/reki/

橋を渡って

「江ノ島駅」は3つありますが、いずれも江ノ島の中にはありません。江ノ島から近い順に小田急※、江ノ電、湘南モノレール、です。そのうちのどれかで降りたら、輪投げや射的などというレトロなお店のある小路を抜け、海へ出ます。弁天橋の上には屋台が立ち並び、サザエの壺焼きや焼きハマグリのなんとも言えない香りが・・弁天橋を歩くこと約5分、江ノ島に到着です!
でっかい鳥居(写真)をくぐって延々とつづく石畳をのんびり登ります。民宿や土産物屋などを眺めつつ、てくてくてくてく、てくてくてくてく・・・結構疲れます。と、「江ノ島エスカー」なる看板が目に。何だこれは?エスカレーターです。しかし、大人750円だと知り、再び歩き始めます。道すがらいくつかの神社があり、かつての江ノ島信仰の様子を伺わせます。信仰といえば、道のいたる所に三角形を3つあわせたようなマークがあって、しかも夜になるとこれが緑色の光を伴い、もしかしたら信仰とは関係ないのかもしれませんが、なんとも奇妙というかミステリアスな感じがします。
さて。今年新しくなったばかりの灯台と植物園を過ぎ、ついに江ノ島の逆端へ。海を目前に、旅のクライマックは、磯料理の老舗 魚見亭!海を一望できる眺めを楽しみながら素晴らしい料理に舌鼓を打つ。あぁ・・頑張って歩いてきた甲斐があった!
※ 小田急の江ノ島駅は竜宮城をイメージした建物でとても目立ちます。
魚見亭 http://www.uomitei.yokohama.walkerplus.com/

海を渡って

お店を出てすぐのところに、なんと洞窟があります。この洞窟の名は「岩屋の洞窟」。江ノ島には竜と弁天の恋が伝説として伝えられていて、弁財天を祀ったのが江ノ島神社、竜神を祀ったのが岩屋の洞窟、だということです。
この洞窟、一説には富士の樹海にある風穴につながっているとか・・恐るべし、江ノ島ミステリアス。
さてさて。帰りは岩屋から出ている漁船、じゃなくて遊覧船※に乗ってきますか。江ノ島を下から眺めながら回り込み、海を渡って弁天橋のたもとまで、ゆっくりのんびり約8分。心地いい海の風を感じながら、江ノ島に別れを告げます。
※片道300円。海が荒いと運休します。

江ノ島リピーターのススメ

今回の江ノ島ツアーはどうでしたか?なかなか楽しそうでしょう。でも、これだけじゃないんです、江ノ島は。温泉もあるし、ヨットハーバーも。堤防で釣りしたり、海を見ながらたそがれちゃったり・・まだまだ見所はたくさんあります。隅々まで楽しむためにも、リピーターになることをお勧めします。ノスタルジックな雰囲気と微妙な怪しさに浸りつつ、気の赴くまま楽しんでみてください。

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編集後記

> お詫びと訂正
前号(vol.15)で、「メイン」が材木座にあると書きましたが、正しくは稲村ガ崎でした。材木座のメインを探してしまった方、いらっしゃったらごめんなさい。
>この間違い↑読者の方に教えてもらったのですが、ときどき頂くメールが非常に嬉しい!これからも頑張ろう、て思います。
> 江ノ島はSHONAN PictureCollection vol.3でも紹介しています。ぜひ。
2003.11.7


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