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Beachside Magazine vol.46  「冬の朝」

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picture of the issue vol.46 “early morning”

カウント

2006年、僕が波乗りで海に入った回数は117回だった。

7月が一番多くて19回。一番少ない1月が3回。
大体は月10回前後だった。

30分でも1回、朝と夕方、1ラウンドはいったら2回と数えている。
1ラウンドが平均して1時間ちょっとだから、毎週末がっちり波乗りをしているサーファーと比べたら、波乗りをしている時間はむしろ少ないと思う。

ある冬の休日

休日は昼間家族で過ごすから、波乗りをする時は、朝一番だ。

今の時期、朝一番の時間はだいたい7時。
夏なら5時。一番早くて4時半。
冬の朝は特に冷えるから、7時前に波があれば乗り放題だ。

それでも晴れた休日は冬でも活気づく。
天気がいいだけで街全体が盛り上がる。

夕方になると外を行く全員が夕日に染まる海に見とれて、
たくさんのカメラが無数のシャッターをきる。
波乗りと違って、夕焼けは、いくらとられても全員に平等だ。

素晴らしい休日のフィナーレが終わると、
冬の夜はしずかに長く、そして昼より長い時間を経て、またそっと朝を迎える。

冬の朝

湘南で一番しずかなのは冬の朝だ。

冬の朝、大気は寒さで引き締まり、海は滑らかで神聖だ。

冬の朝日を浴びながら波乗りをすることは、
身と心を清めるための儀式とおなじだ、と僕は思う。

陽が昇りきると、夢から醒めたようにまた冬の一日がはじまる。
今日もきれいに晴れそうだ。

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上の写真が壁紙になります。

編集後記

今回の写真が誌的な感じだったので、テキストもそれにならってみました。
遅筆ながらも振り返れば46回。違ったアプローチもしたくなるものです。
来号はどうしようかな。

カレンダー、あいかわらずまだ売っているので欲しい人は BeachsideStoreにてお買い求めくださいませ。

2007.2.1

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