Beachside Magazine vol.60
「ビーチサイドカレンダー的写真撮影法~基本編」
今回から数回にわたって、絶賛発売中(たぶん!)のビーチサイドカレンダーで使われているような写真を撮る方法についてお話したいと思います。
撮影に使うのはみなさんが持っているコンパクトデジタルカメラ(実際、ビーチサイドカレンダーで使われている写真もほとんどコンパクトデジタルカメラで撮影しています)。
そして、もちろん、一眼カメラを買って、レンズはどうの・・・というような小難しい話は一切なし。
題して「ビーチサイドカレンダー的写真撮影法」。まずは基本中の基本から始めます!
撮影に使うカメラ
まあなんだっていいんですが、参考までに2010年のカレンダーを作るのにメインで使っていたカメラを紹介します。
オリンパスμ1030SW
10m防水・防塵・耐衝撃2.0mというとてもタフなカメラなので、濡れたり汚れたりすることの多い海や山で使うのにとても便利です。
さすがに2mの高さから固い床に落としたら無事ではいられないかもしれませんが
ケースに入れずに鞄の中にいれるくらいなら大丈夫(たぶん)。
僕はこれに十分余裕のある2Gバイトのメモリをさして、予備のバッテリーと共に常に持ち歩いています。
防水タイプのコンパクトデジタルカメラだけに限っても各社からいろいろな機種が出ているので、これから買う人はいろいろ比較してみるといいと思います。
セッティング
ビーチサイドカレンダー的写真撮影法では、
露出がどうのとかホワイトバランスがどうのとか○○モードがどうのとか、
そういったややこしいことはしません。
ビーチサイドカレンダー的写真撮影法では、何も考えずに「AUTO」モードにします。
それだけ。
あまりにものたりない?
それじゃあひとつだけ。
通常、画面が暗いとフラッシュが自動的に発光しますが、
海の写真を撮るのにフラッシュは不要な上、バッテリーの消耗が激しいので
フラッシュ発光禁止にします。
ほんとうにこれでおしまいです。
プロのカメラマンは、露出だ絞りだシャッタースピードだISOだレンズだズームだと、
すごく色々なことを同時に考えながら写真を撮っていますが、
簡単をよしとするビーチサイドカレンダー的写真撮影法では、これをほとんど無視します。
撮りたいものにレンズを向けてシャッターを切る。
このことだけを考えます。
このことだけ、なのですが、これが楽しくて奥が深いのです!
ズームをつかわない
ビーチサイドカレンダー的写真撮影法では、あまりズームを使いません。
なぜズームを使わないか?
理由1.ズームを使わない方がきれいな写真が取れる
コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)は、一般的に一眼カメラに比べてレンズが暗いので、
ただでさえ画が荒れる傾向があるのですが、ズームすることで、さらに画が暗く、荒れやすくなるのです。
理由2.ズームを使わない方が海の広々した感じをだしやすい
ビーチの気持ち良さの要因はいろいろあると思いますが、ひとつには海や空の広さがあると思います。
ズームを使わずに、できるだけ広い景色をフレームにおさめよう、というわけです。
足をつかう
ビーチサイドカレンダー的写真撮影法では、あまりズームを使いません。
そのかわりに自分が動きます。
道を歩きながら撮影
→砂浜におりてみる
→波打ち際にいってみる
→すごーく低い位置から撮ってみる
などなど..
普段と違う視点からみる景色は新鮮です。
いろいろな場所からいろいろなアングルで写真を撮ってみましょう。
早起きする
海の景色は、朝、昼、夕方と時間がたつにつれ、刻一刻と、光のあたり方、空気の感じが変わります。
普段と違う視点からみる景色は新鮮です。
早朝の海の雰囲気なんか格別ですよ。冬は夏より日の出が遅いので、少しの早起きで日の出を見ることができます。寒いですが..。
下手な鉄砲数打ちゃ当たる
いつでもどこでも持ち歩けるのがコンパクトデジタルカメラの強さです。
なので、とにかくカメラを持ち歩いて、撮って撮って撮りまくりましょう。
撮るときは一度に何枚も撮ります。
同じ場所、同じ時間の写真でも、気に入った景色なら、構図を変え、タイミングを変え、撮りまくります。
その景色には二度と会えないかもしれないので、ここはケチりません。
もし、ハードディスクの容量が惜しくても、あとで好きな写真だけ残して消してしまえばいいのです。
たくさん写真を撮れば、その中に気に入った写真を何枚か見つけることができると思います。
ビーチサイドカレンダーも、まさしく「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」方式で撮りまくった数千枚の写真の中から、たったの7枚を選んでつくりました。
壁紙ダウンロード
上の写真が壁紙になります。
編集後記
写真のプロでもないのに、えらそうに講釈をたれてしまったので写真(picture of the issue)を選ぶのが大変でした..
次回は応用編です。お楽しみに! 2010.2.25
BeachsideMagazineについて
BeachsideMagazine(ビーチサイドマガジン)は、湘南を中心に活動するデザインユニット
BeachsideWorks が、ビーチの風を湘南の風景と共にお届けするヒーリングマガジンです。
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