Beachside Magazine vol.5 「崖っぷちの黄色いバス」

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崖っぷちの黄色いバス

左手に海を見ながら国道134号線を逗子海岸から江ノ島方面へ走っていくと、大崎のトンネルの少し手前、崖の上にあるバレーボールコート大のスペースにそのバスはあります。
丸っこい黄色の2階建バスと四角い黄色のワンボックスカーと黄色のフォルクスワーゲン・ビートルは、かなり目をひく存在だけれども、走っている車から見ると突然目の前に現れて"アッ"という間に通り過ぎてしまいます。しかし、目ざとい人は、黄色い2階建バスのボディに描かれた潜水艦のイラストと「SubmarineDog」の赤い文字に気付くでしょう。そう、そこはサブマリンドッグという名のホットドッグ屋さんなのです。

昼の12時から夜中の12時まで営業しているこのホットドッグ屋さんでは、世界各国の名前がつけられた30種類ものホットドッグが売られています。
屋台風に改造されたワンボックスカーでホットドッグを注文したら、颯爽と黄色いバスに乗り込み、2階の窓から見える海の景色を楽しみましょう。でなければ、バスの裏にまわって、椰子の木の下のテーブルで海の風にあたりながら・・・というのもなかなか捨てがたいです。

※SubmarineDogの写真をもっと見たい!という方はPictureCollectionへどうぞ。車内の様子をはじめ、写真をたくさん掲載しています。

サヨナラは突然やってくる

ロンドンからバスを運び、水道を引いて・・・と、隠れた苦労を積み重ね、10年もの間、多くの人に愛されたこの店も、2003年の夏を最後に閉店してしまうそうです。一時は茅ヶ崎、原宿、はたまた銀座にまで広げた店舗も、今やここだけとなり、その最後の1つもなくなってしまう・・・そう思うと、なんだか寂しく感じました。
SubmarineDogのご主人も気持ちは同じらしく、お店を買い取ってくれる方を探しているとのことでした。※
にしても、この場所にある黄色いバスでホットドッグを食べることができるのはこの夏まで。行ったことがある人も、そうでない人も、今のうちに足を運んでみてください。
※バス、レシピ、その他もろもろ・・ただし土地は譲れないそうです。ご興味ある方はSubmarineDogを訪ねてみてください。

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上の写真が壁紙になります。


編集後記
> 全国470人の読者の方々。お待たせいたしました、第5号です。ちょっと間があいてるな・・とは思っていたけれども、1ヶ月も発行していなかったとは・・すみませんでした。今回は湘南ピクチャーコレクションの方もアップしたのでチェックしてみてください。これからも「湘南スタイル」な気まぐれさで発行していくと思いますが、どうぞ末永くお付き合いくださいませ。
> SubmarineDogの跡にはスペイン料理屋(しかもでかいの)ができるという噂も・・。ちょっと先の話ですが、できたあかつきにはレポートしますのでお楽しみに。


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